鏡花水月

キョウカスイゲツ

2015-05-01から1ヶ月間の記事一覧

言葉の外

月に問う 夜道を行きながら月を見上げ、漠として思う、「今日は何事も無かった」と。薄雲の向こうにある月は、時折雲に隠れては再び現れる。雲間から光を強弱させる様は、思案顔をしているかのようにも見える。月は言う、「何も無いとは、如何なることなのか…

「この日の学校」in板倉(三)

「風景」を共有する 「これから必要なのは風景を共有することである」と山本氏は言う。西洋の統一を求める(普遍性を求める)欲求には人間の根源的な欲求があるからではないか。ARTとしては風景として俯瞰する欲求として風景画が発生したのではないか。また…

「この日の学校」in板倉(二)

「数学を通して身体を整える」 「数学を通して身体を整える」というタイトルを以て、どのようなイメージが沸くだろうか。「数学」と「身体」がどのように関連するのかについても、一寸見ただけでは浮かばない。まして数学から身体を「整える」とは如何なるこ…

「この日の学校」in板倉(一)

「この日の学校」in板倉の序章としたおおまかな感想に続いて、講師の先生方の対談で語られた内容について触れていきたいと思います。対談はノートと取りながら聴いていたので、それを紐解いて眺めていたところ、様々な考えが取り留めもなく浮かんできました…