鏡花水月

キョウカスイゲツ

「この日の学校」

『零までの道』

「呼ばれる」 「本には読前・読中・読後の佇まいがある」とは松岡正剛氏の言われた言葉である。偶然手にした一冊の本が、その人に「その時」ーその本に触れることが最も望ましい時期ーであることを告げ、その人の中に他に代替がきかぬものとして認知され、や…

「この日の学校」in板倉(三)

「風景」を共有する 「これから必要なのは風景を共有することである」と山本氏は言う。西洋の統一を求める(普遍性を求める)欲求には人間の根源的な欲求があるからではないか。ARTとしては風景として俯瞰する欲求として風景画が発生したのではないか。また…

「この日の学校」in板倉(二)

「数学を通して身体を整える」 「数学を通して身体を整える」というタイトルを以て、どのようなイメージが沸くだろうか。「数学」と「身体」がどのように関連するのかについても、一寸見ただけでは浮かばない。まして数学から身体を「整える」とは如何なるこ…

「この日の学校」in板倉(一)

「この日の学校」in板倉の序章としたおおまかな感想に続いて、講師の先生方の対談で語られた内容について触れていきたいと思います。対談はノートと取りながら聴いていたので、それを紐解いて眺めていたところ、様々な考えが取り留めもなく浮かんできました…

「この日の学校」in板倉温泉・大黒屋 prologue

4月中旬、那須、板倉温泉・大黒屋において開催された「この日の学校」に参加しました。これは昨年秋にも同地で開催されており、今回はその2回目にあたります。講師は前回同様に武術研究者・甲野善紀先生、東京画廊代表取締役社長・山本豊津氏、独立研究者・…

「この日の学校」in京都

「この日の学校」 「この日の学校」という他に類をみないタイトルのイベントの説明を以下に抜粋する。 ●この日の学校にこめられた思い 学校(school)ということばは古代ギリシア語のスコレー(schole) ということばを起源にもつ。スコレーとは、古代ギリシア…